発熱について
ここ最近の発熱外来はコロナやインフルエンザの検査を行うことが、主となってしまっていることが多い印象です。
比較的若く持病もない方は、食事もとれていて、どこか強い痛みがない場合は熱がでても1,2日目は解熱剤など対症薬で経過をみても良いかと思います。
しかし、ご高齢の方、糖尿病のコントロールが悪い方(血糖値が高いと感染症に弱くなります)、ステロイドや免疫抑制剤などの薬を服用している方などは熱が数日続くときや、体調がすぐれないときは血液検査をすることをお勧めします。
血液検査のみですべてが分かるわけではありませんが、経過を対症薬でみてよいかどうかの指標の一つにはなります。
熱が出るのはコロナやインフルエンザだけではないのです。
肺炎や虫垂炎、扁桃炎などほかの病気の可能性があるため、熱が下がらない、食事がとれないほど体調が悪い、腹痛・強い頭痛などの症状がある場合は受診の際にしっかりとお伝えください。
当院は院内にて白血球やCRPなど炎症の度合いを即日測定可能な検査機械を導入しています。下痢嘔吐などで水分がとれないときは点滴も可能です。
脱水があるだけでも倦怠感が強く感じるため、胃腸炎の時に吐き気で水分摂取があまりできないときは点滴をすると楽になります。
熱が3日以上継続し体調が改善してこない場合は、事前にお電話にて連絡をいただければ点滴室にて対応致します。