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口腔内と内科疾患の関係性

[2023.04.06]

口腔内と内科疾患の関係性について

歯、舌には話す、食べるなどの役割があります。そして毎日摂取する食べ物の入り口です。虫歯や歯周病は口の内だけの問題だと思われがちですが、歯は栄養補給のための大切な器官のひとつであり、さらには全身の内科疾患とも関連しています。とくに歯周病には注意が必要です。

歯科に受診する際には、もし内科的治療をされている方はお薬手帳や血糖管理手帳をご持参ください。

そして何も疾患がない方も年に1回は検診を受けて状態を把握しましょう。歯周病治療をされている方は是非内科的状態の把握が必要です。

そして喫煙をされているも、内科的に問題がなくても歯周病を発症している様であれば積極的に禁煙をお勧めします。

自力で困難な場合は禁煙外来も利用するとよいでしょう。保険対象であれば、5回完結13000円ほど(お薬代こみ)で受けることができます。

また歯科医師の方で、患者様が検診受診などから遠ざかってしまっている方がいらっしゃれば検診や内科での血液検査をご案内してもらえればと思います。

虫歯治療は小外科処置に値することもありますので、全身状態の把握をしてから行うほうが安全な治療が提供できます。

当院は血糖値、HbA1cであれば2分程度で結果がすぐでますので、検査のみの受診もいつでも対応可能です。

 

糖尿病との関係

糖尿病と歯周病は相互に影響をおよぼしているといわれています。歯周病菌が歯ぐきから体内に侵入すると歯周病菌が出す毒素が、血糖値を下げるインスリンのはたらきを阻害して糖尿病の症状を悪化させるといわれています。また糖尿病(血糖値が高い)状態は感染症に弱くなるため、血糖コントロールを改善しないと虫歯治療や歯周病治療も上手くいきません。

糖尿病を発症している人は歯周病を発症していることが多く、同時に治療を行っていくことが効率高く治療するのに重要となっています。

歯周病がなかなか良くならないと歯科医師に言われている方で、血液検査を久しくされていない方は血糖評価の検査を強くお勧めいたします。

 

心疾患との関係

心疾患にはさまざまな種類があります。動脈硬化や動脈が詰まることで起こる狭心症や心筋梗塞などは重篤な症状を引き起こします。

歯周病は動脈硬化の原因になりうることがわかってきています。歯周病菌が歯ぐきから血管に入ると、血栓ができやすいので動脈硬化を誘発する物質が出るといわれているのです。また口腔内の細菌が血液に入り、心臓への感染症を引き起こす可能性もあります。感染性心内膜炎などが有名ですが長期間の入院が必要となりますし、感染性心内膜炎から脳梗塞にもなり得るため注意が必要です。

肺炎との関係

つばや飲食物を飲み込むと食道に入りますが、うまく飲み込めずに気管に入ってしまうことがあります。これを誤嚥(ごえん)といいます。高齢になり飲み込む機能が衰えると誤嚥を起こすことがあり、その際に歯周病を発症していると細菌が気管や肺に入ってしまうので、抵抗力が弱っていると気管支炎や肺炎を引き起こすことがあります。嚥下機能は老化とともに下がってしまうのですが、口腔内を清潔に保つことができれば誤嚥性肺炎の発症リスクを下げることができます。

脳梗塞との関係

脳梗塞とは、脳に血液を届ける血管が詰まってしまう病気です。歯周病菌が血管内に侵入すると血栓ができやすいので心筋梗塞同様、脳梗塞のリスクが高まってしまいます。動脈硬化のリスクが高いといわれるのは、コレステロール値や中性脂肪の数値、また血圧が高い方です。

このような方は歯周病にも注意が必要です。

妊娠中の注意

妊娠すると体調が変化し体内のホルモンバランスも変化します。それにともない口腔内は虫歯や歯周病にかかりやすくなります。妊婦さんの健康はお腹の赤ちゃんの健康にも影響しますので注意が必要です。とくに歯周病を悪化させてしまうと、歯周病菌の出す毒素の影響で子宮の筋肉に影響し、早産・低体重児出産のリスクを高めてしまうといわれています。

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