お子さんの低身長について
- 生まれたときからずっと小柄
- 小さいときは普通だったけど急に身長の伸びがわるくなった
などと不安に感じることがあれば、早めにご相談ください。
急に治療が始まることはありませんので、お気軽にまずは相談をしに受診をお願いします。
そして受診の前に、身長・体重の記録を母子手帳、幼稚園の記録、学校の記録などから集めて、成長曲線を書いてみましょう。大抵母子手帳に成長曲線がありますので、利用すると良いかと思います。
以下の場合には、是非相談に来てください。
現在の身長が、-2SD以下の場合。
- -2SD以下でなくとも、身長SDスコアが徐々に低下している場合(お子さんの身長曲線が徐々に平均の曲線から離れている場合)
- 平均以下の身長なのに、男の子で11歳以下、女の子で10歳以下で身長曲線が上向きになってきた場合(お子さんの身長が、平均の曲線に近づいている場合)。
2の場合は、思春期のスパートに入ってきた証です。思春期早発症の可能性もあります。
身長SDスコアが-1SD~-2SDの場合には、病気でない場合が殆どですが、どうしても自費での低身長の治療も考慮されている場合は早めにご相談ください。
**なぜ早目に受診を依頼するかというと、身長を伸ばすためには骨端線が閉じる前でなければなりません。
思春期前までの身長が重要となってきます。
そのため低身長で気になってきた場合は、初回の受診は気になり始めた時点でまずご相談をお勧めいたします。
当院ではまず初期対応としてスクリーニング採血・尿検査を行い、必要に応じて小児内分泌外来専門へご紹介を行っています。