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ピロリ菌検診、胃がんABC検診について

[2023.03.20]

ピロリ菌検査

ピロリ菌は胃に持続的に感染することで、慢性胃炎、胃潰瘍、そして胃がんを引き起こすことがあり、早めの除菌治療によりリスクを低減することができるとされています。

ピロリ菌に感染しやすい時期は乳幼児期までであり、家族から子供への家族内感染が主な感染ルートと言われています。そこで、若い世代の方に、ピロリ菌感染の有無から将来の胃がん発生のリスクを知っていただき、適切な治療を受ける等の健康保持につながることを目的として、名古屋市は検査を推奨しており費用も補助がでています。

対象者:市内に住民票を有する20歳以上39歳以下の方(年度末時点の年齢)

ただし、以下のいずれかに当てはまる方は対象外となります。

  • ピロリ菌の除菌治療を受けたことがある方
  • 胃の手術を受けたことがある方
  • 過去に名古屋市のピロリ菌検査を受けたことがある方

対象年齢の間に1人1回まで受診が可能です。

費用はかかりません。

 

胃がんリスク検査

胃がんリスク検査は、胃がんのリスク因子とされるピロリ菌の検査と、胃粘膜の萎縮度を調べるペプシノゲン検査を組み合わせ、胃がんになるリスクの高さに応じて「A群」・「B群」・「C群」・「D群」の4つに分類する検査です。将来胃がんとなるリスクを知っていただき、必要に応じて適切な治療を受ける等の健康保持につながることを目的としています。

こちらは費用が500円で受けることができます。

対象者;

名古屋市に住民票がある方で、40歳以上59歳以下の方(年度末時点の年齢)

また以下の方は対象外となるため事前に確認をお願い致します。

  • 過去にピロリ菌の除菌治療を受けたことがある方
  • 上部消化器(食道・胃・十二指腸)について、自覚症状がある方、消化性潰瘍または逆流性食道炎で治療中の方
  • 胃酸分泌抑制薬(主にプロトンポンプ阻害薬)を検査前2か月以内に服用している方
  • 胃切除後の方
  • 腎機能障害(目安:クレアチニン値が3ミリグラム/dl以上)の方
  • 免疫機能低下、ステロイド投与、免疫抑制剤投与している方
  • 過去に名古屋市が実施する胃がんリスク検査を受けたことがある

検査方法

問診、採血によるピロリ菌抗体検査及びペプシノゲン検査

(血液中のピロリ菌の抗体量及びペプシノゲン値を測定します)

胃がんリスク検査の判定区分
判定区分 A群 B群 C群 D群
胃の状態 概ね正常 胃炎の可能性 胃炎が進行
胃粘膜萎縮の可能性
胃粘膜萎縮が進行
 胃がんリスク 低い やや高い 高い 非常に高い

 

ピロリ菌検診であれば費用はかからず、胃がんリスク検査でも500円で受診が可能です。また血液検査のみで時間もかからず検査をすることができます。

まだ検査をしたことがなく、対象年齢の方は予約は不要ですのでいつでもお越しください。

また検査前の食事も関係ありませんので、何時でも可能です。

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