胃腸炎・夏風邪などが流行しています。
ここ最近は胃腸炎症状・喉の痛みでの受診の方が多い印象です。
暑くなってきて食べ物の管理にも注意が必要ですが、何かしらのウィルス感染が流行っていると思われます。
胃腸炎のほとんどがウィルス感染ですので、抗生剤は不要で自己免疫力で治るのを待つ形となります。
ただ吐き気が強い、熱があるなどの症状はつらいのでお薬で症状を和らげていきます。
軽度であれば、吐き気止め、整腸剤などで1週間弱で治ってくることが大半です。
また吐き気が強く水分も吐いてしまうときは、点滴をして補液をします。
またその時に吐き気止めを点滴で入れることも可能です。(内服よりは効果が高いです。)
胃腸炎症状で脱水があると、余計に頭痛や吐き気などをもたらすことがありますので水分がとれていない方は点滴をお勧めします。所要時間は1時間弱程度みてもらえれば500ml点滴ができます。
そしてヘルパンギーナが流行していることがニュースでも挙げられていますが、ヘルパンギーナは大人がかかると子供より重症になります。
喉が痛すぎて食事がとれないという方がいるぐらいです。
ただこちらもヘルパンギーナに効くという薬はないので、喉の炎症を和らげる漢方などの内服、そして水分がとれないほど痛いときは点滴を行っていく形となります。こちらも大人は1週間程度治癒までかかるとされています。